■作品内容
ひととあやかしが共に暮らすことができる、最後の聖域。
四国、高知の山奥にある隠れ里。茂伸(ものべの)――
そのひときわ奥深くにある、たった二軒の集落、不至(いたらず)にあるあなたの生家を、先祖代々守り続けてきたこころやさしい牛鬼・とおこ。
人とは違うあやかしの倫理に従って、小さなころから見守り続けたあなたと結ばれ、あなたの「二番目の奥さん」になったとおこは、久方ぶりのあなたとのふたりの時間を、のんびりおっとり楽しみます。
稲刈り体験を助けるために、とおこさんの引いてくれる牛車にゆったり乗って千歯扱きを運んだあとは、それを使って稲穂を落とすちいさなこどもたちの姿を見守って。
たくさん歩いていたんだ蹄を削ってあげればとおこさんは、ひらひら舞い飛ぶちょうちょをにこにこ見守ります。
そうして耳かき。干し草ベッドでの添い寝――
限りなくゆたかなこころとおおきなおっぱいを持つとおこさんは、その全身と全霊とで、あなたをまるごとつつみこみ、甘えることで、あなたを甘やかしてくれるのです。
頭が牛で、首から下が鬼。
人を喰らい、毒を吐き、人間の英雄たちと数多の戦いを繰り広げてきた、人類の仇敵ともいえるあやかし――
そんな牛鬼たちと同じ名前でありながら、
とおこという牛鬼は、人の上半身と牛の下半身を持ち――
下半身を人のそれに?化させることもできる――
そんな、四国は高知、ものべのだけに確認される、半人半牛の牛鬼です。
他の地方の牛鬼たちの獰猛・残忍とは正反対の、おっとりほわほわのんびりやさしい性格をしているとおこさんは、行動面もちょっぴりのんびり。
大昔、あなたのご先祖がほった井戸に落ちたところを助けられ、その恩返しとして何代にもわたり、あなたの家を見守り続けてくれています。
何代もの同じような人間たちのなかから出てきた、たったひとりの特別な存在――あなたに恋をし、結ばれるにいたったとおこさんは、あなたの妻であるすみともとりきめを定めた上で、あやかしの倫理に従って、あなたの二番目の奥さんとなります。
牛鬼の性として、人の作った屋根の下壁の中では落ち着いて過ごせないとおこさんはですので普段は、あなたと過ごすことができません。
そんな彼女とあなたが過ごす、ふたりきりの甘い時間。
星の天幕の下、干し草のベッドにととおこさんの豊かなおっぱいに包まれて――どうぞこころと骨の髄まで、とろっとろに甘えきっていただけますと幸いです。
测试链接:https://pan.baidu.com/s/1bNo_BovEvURELGZCfOVS3w
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全年龄还是
怪谈吗 [凝视]