清水誠耶は、病院の個室で目を覚ます。 そばにいた妹たちから、自分が救急車で運ばれそのまま救急入院したと伝えられた。 記憶のない誠耶は理由を妹たちに尋ねると、ふたりの妹は赤面しながらこう答えた。
「お兄ちゃん、テクノブレイクしたんだって……」
テクノブレイク―― つまり長時間の自慰行為により引き起こされる心拍異常。
それで気絶しているところを妹に見つかり、一命を取り留めたらしい。 昨日は徹夜で大学の課題をしていたはずだった。 オナニーなんかした記憶はない……。
聞いてみると、どうやら昨日徹夜するために大量に飲んだ栄養ドリンクが原因らしい。 そのドリンクからは違法な化学成分が検出され、現在自主回収中だとか。
そして誠耶に現れた症状は、極度に興奮してしまい、自慰行為を止められなくなってしまうというモノ。 発症と同時に、昨夜は気絶するまでオナニーをしていたというのだ。
症状自体は、時が経てば治まるらしい。 しかし安堵する誠耶に、妹があるモノを手渡してくる。 「貞操帯だよ。お兄ちゃん」 恥ずかしがりながらも、妹は続ける。
「お兄ちゃん、このままだとオナニーが止まらなくなっちゃうから…… お兄ちゃんの射精は、これから妹が管理することにしました!」 唖然とする誠耶。
かくして可愛い妹たちに射精を管理される日々が始まった。